kitpasを使ったグラフィックレコーディング

クレヨンを使ったグラレコに挑戦してみたので感想を書いてみたいと思います。
使ったのはこちら http://www.rikagaku.co.jp/items/kitpaslist1.php

<目次>
「グラフィックレコーディングに適した画材」
「Kitpasとグラフィックレコーディングの相性」
・持ち運び
・書いてる時
・出来上がり

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「グラフィックレコーディングに適した画材」
私がグラフィックレコーディングをする時に適する画材の条件として、主に3つがあげられます。
(ただし紙に書くものとする)

・適度な太字が書けること
これは大勢の前で書く際に、細字だと遠くの人が見えないという理由。
大きく書いても細いと、遠くからは見づらいです。

・水性で裏移りしないこと
主に模造紙を壁に貼って書く場合が対象ですが、壁紙に裏移りすると気まづい気持ちと裏移りを消すのが大変です。
油性ペンの下に新聞紙を敷いて書くというパターンもなくはないですが、手間だし最初から水性ペン買えば良いと思います。

・乾きやすいこと
話をリアルタイムで書いていくグラフィックレコーディングでは、インクが乾くのを待ってられないのです。待ってる間にその話終わって書き逃しちゃうので、速乾性の高いインクが良いです。

以上を加味してよく使うのが
PROCKEY 
紙用マッキー
ピグマックスツイン
の3つになります。
それぞれ手に入りやすいのが上記に加えて長く使える理由であります。

ただ、水性ペンは均一な色合いで画面にメリハリをつけずらい…
もう少し柔らかい表現をしてみたい…と、ポスカ、パステル・絵の具・スプレーなど
色々と画材を吟味していました。
そんな時、横浜市職員の方から、神奈川県で障害者雇用に力を入れている会社があり
そこの製品をグラフィックレコーディングで使ってみてもらえないか?と依頼があり
2つ返事でOKしたところ、届いたのはkitpasというクレヨンでした。

「Kitpasとグラフィックレコーディングの相性」
届いたのは、キットパスミディアム16色とキットパスブロック8色の2セット。
ミディアムは想定してたクレヨンでしたが、ブロックは届いた瞬間にテンションが上がり
太字業界(自分の中で)新たなる革命が!と心が跳ね上がりました。
上記にある通り、適度な太字が書けることはグラフィックレコーディング用の画材条件としてかなり上位に食い込むので、ブロック型ということだけで革命だったのです。

・持ち運び
カラーペンは色数が豊富ですが、かさ張りやすいのが難点。
その点kitpasは色数が多くても普段のプロッキーセットの半分の量ですみます。
普段の持ち歩きカバンが5キロを超える自分としては、ちょっとでも荷物が減るのはありがたいことです。

・書いてる時
結論から言うと、ブロック型のクレヨンで太文字を書くのは至難の技でした。
プロッキーフォント(俗称:説明は割愛)の書き方で描こうとすると、縦と横の太さでの
色の濃度に差が出てしまい、見づらい文字になってしまうのです。
と言うことで、ブロック型についてはラインを書くことに特化し、ミディアムを使って
絵を書き足していくことにしました。

普段サインペンだけだと単調になりがちなグラフィックレコーディングですが、kitpasを使うことによって柔らかく表現することが可能に!
色ぬりについても、ベタ塗りではなく抜きが作れるので非常にありがたいです。
また、文字についてもミディアムで袋文字を書いた方が描きやすいことが判明し
タイトルなどに盛大に活用できそうです。

書いてる最中に、手でこすってしまい汚れてしまう場所が出てくるので
絵を入れる場所や使う文字に注意が必要ではあります。

ホワイトボードにも活用可能と言うことで、使ってみました。
ホワイトボードの場合は紙に書くよりも筆圧が必要になるのと、カツカツ音が出やすいので
こちらもライン引きや後からそっと添えるイラストに使うのがメインになりそうです。

・出来上がり
それぞれの写真を見てもらえばわかると思うのですが、kitpasは発色がとてもよく、
カラーペンに目劣りしない鮮やかさなので、ペンとの併用が十分可能かと思います。
全体が柔らかい印象になるので、会議というよりは市民向けカンファレンスやタウンミーティング、教育、保育なんかのジャンルにも良さそうです。

タイトルと矢印をkitpasで

 

タイトル、キャラクター、枠線をkitpasで

 

全部kitpasで書いてます!

 

タイトルや水玉柄をkitpasで

というわけで最後にkitpasで書くグラフィックレコーディングのメリデメのまとめ。
メリット
・発色が良いのでペンと併用しても見劣りしない
・柔らかい印象を与えたい時に良い
・かさばらないので持ち運び便利
・残量がわかるので買い足しやすい
・ホワイトボードにも書けるのでWBペン忘れたときの最終兵器

デメリット
・手につきやすい(持つときは専用ホルダーでカバーできそう)
・力加減が難しい

以上、kitpasを使ってグラフィックレコーディングをしてみた感想でした。


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