総務省の地域情報化アドバイザー事業として、近江八幡市の安土町のオープンデータ講義、マッピングパーティの支援をいたしました。
全三日間の構成は下記の通り。
1日目:オープンデータって何?講演&ワークショップ
オープンデータってそもそも何?どんなことができるの?
というお話と、近江八幡市の課題は、ホームページにある
情報で解決できるものはある?近隣の市町村が出している
データでないものある?
それでも、見つからないデータは、自分たちでマッピング
パーティで見つけちゃうか!
などという、データがあることでできることを考える
ワークショップを開催しました。
2日目:OpenStreetMapってなあに?からの現場測量と
データ入力の1日。この1日のおかげで、安土駅周辺が
ものすごい充実しましたよ。
また、自分たちでデータを作ることにより、データ作成の
苦労を知ることで、なんでも自治体さんに作らせるのでは
なく、本当に必要なものから依頼しなければいう意識づけ
できたのではないかなと思います。
当日の様子は、京都新聞にも掲載されました
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171112000075
3日目:uMapを使ってアプリを作成し、自分たちに歩いて
良い点、改善点を確認し、今後につなげることを考える
ワークショップを実施。
さて、今後何が生まれてくるか、私もたまに顔を出して
一緒に進めたいと思わせる三日間でした。
当日作成したuMap
https://umap.openstreetmap.fr/ja/map/map_179098#18/35.14241/136.13331
参加者の方々から、初日には「考えをまとめるフレームが良かった」
「JCや商工会でもやった方が良い」「データについて考えなかったし
気がつかなかったが、これは必要だ」と視点が増えたとおっしゃって
いただき、嬉しく思いました。二日目、三日目にも、地図を作ること
(地域を知ること)、このように知っていることを形で残せること
失われていく地元のことを、自分たちでデータにできること。
そんなことを、インタラクティブに言葉を交わしあい、体験できたのは
本当に素晴らしいことだと思います。
私は、座学の講義型だけで終わるのがあまり好きではなく、自分も含めて
みんなで体験し、自分で把握してもらうこと、そこで腹落ちしてもらう
ことが大事だと思っています。自治体さんだって、やりたくないわけじゃ
なくて、全部はできないだけなのです、本当に必要なことなら手伝って
くれるのです、そこで感情ではなく、なんのために必要なのか。
そういう話ができたのではないかと思います。
もし、対話型、体験型のオープンデータやオープンガバナンスの取り組み
したい方々がいらっしゃれば、ぜひご連絡くださいませ。