せせらぎハウス黒部さん向け「生産活動管理システム」

せせらぎハウス黒部さん(指定障害福祉サービス事業所就労継続支援(B型))向けの「生産活動管理システム」の開発&リリースの報告です。

内容としては、紙で管理しているこんな作業を何とかしたいという依頼でした。
・受注から納品までの流れを見える化(工程管理)
・日々の仕事の計画と報告書
・個人支援記録の管理

ということで、、、、
そのままを作るわけでなく、実際の課題は何なのかを確かめる
そして、職員さんが本当にそれが使いやすいのか?本当の困りごとは
何なのかを聞き出すサービスデザインを実施しました。

こんな感じで、どの作業で何を感じているか、考えているかを半日かけて
職員さんの頭の中身の整理や、普段出てこない意見を引き出しました。
また、どういうふうになったら理想的なのかも意見をだしていきます。

デザインワークショップの様子
ワークシート

入力から出荷までをデジタルで一気通貫できる仕組みにDX!
話の内容から解決案と設計をしていきます。
その中でも、職員さんたちの新たな視点や、注目したい点を何度も何度も
繰り返し確認しながら内容を明らかにしていきます。

ワークショップ振り返り

その中で、システム化しなくても見える化・業務ルール化で済むものは
せせらぎハウスさんでも先行して実現してしまっています。
これは、こうなったら理想的だよねが腹落ちしているために
自分たちの行動変容につながったところです。

例えば、こんな改善はすぐに試してみる

まずは、モックアップを作る。

XDを使って、画面構成や機能の並び方を確認し、触ってもらいながら指摘をしてもらいます。この段階では、iPadを職員さんに確認してもらったところ、私たちで使えるかしら?という意見も結構出ていました。

そして、アジャイル開発へ。1-2週に一回、β版を更新をかけて
必要機能の追加や、改善、バグ改修を続けます。

たくさんの改善要望たち

最後に、納品へ。

現在は残業がなくなった!と言われるぐらい、みなさん使いこなしていただいています。自分たちでビジョンを作って、それが実現すること、それが使いたくなる第一歩だと思います。


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